ちゃん西ニュース

T.M.R・a.b.s・西川貴教さんのニュースを拾ったりまとめたり、ライブやテレビ・ラジオの感想・レポートを書いたりしてる西川さんが好きなおっさんの個人ブログです。

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T.M.R. LIVE REVOLUTION '15 -天- いわき公演・レポートと感想

早いもので天ツアーも今回でラスト。


先週の沖縄公演、野郎ライブと参加し、もうお腹いっぱいだったのですが、
友人に「チケットあるけど、どうすか?」と誘われたので、
ホイホイ付いて行ってしまいました…


横浜から18きっぷを使い、鈍行で5時間ほど。
思ってたより近いですね。福島・いわき。


駅から歩いて15分。周りの建物と比べると異様に真新しい建物が。
いわきアリオス


いわき芸術文化交流館|いわきアリオス



会場の公式サイトを見ておわかりかと思いますが、綺麗。
ちょこナイだったかな。西川さんが「全国にはなんでこんなとこに?って場所にいい会場があったりする」って言ってたと思うんですけども、まさにここがそんな感じでした。
こういう会場へ行くのもツアーの醍醐味ですね。


中は1階から4階までズドーンと吹き抜けになっていて、どこからでも見やすい構造。
ぼくは4階でしたが、ステージ全体がよく見えてとても良かったです。
近所に欲しい。こんなとこ。


周りはファイナルということで、グッズに身を固めたモチベーション高めのお客さんが多かったのですが、
チケットたまたま取れたから消臭力のお兄さん見に来たみたいな家族連れもいて、
おお…50本目でもこういう光景見れるの良いなと思ったり。


いろいろな人を見ながら、ライブに備えていると電気が落ちて、
ツアーファイナルが始まります。


最後の公演ということで、これまで行った「通算」視点と、
この公演「単独」視点で見ようと心に決め、1曲目のDOUBLE-DEALへ。



■「通算視点」



結局、今回のツアーの何が良かったのかと考えると、単純にアルバム天の楽曲が良い。これに尽きるんじゃないかと思っていて。
特にDOUBLE-DEALと、AMAKAZE -天風-のこのツートップが強力でお客さんを掴むのに良い曲だなと。


DOUBLE-DEALでグイッと持ってきて、AMAKAZE -天風-でいい気持ちにさせて、最後の間奏で「会いたかったぜ!○○(土地の名前)」の流れで、スタートダッシュは完璧じゃないかなって。


この日もそれはもちろんあって「会いたかったぜ!福島!」で、もうドーンと会場の熱気が上がる。
この2曲の貢献度デケーな〜と。



スタートダッシュがうまく行けば、連続パンチが綺麗にパンパンと決まる。


突キ破レル -Time to SMASH!、Thread of fateのラッシュ。


ここまで4曲。盛り上げて、掴んで、盛り上げて、掴んでの良いリズム。
Thread of fateでは以前なら西川さんが先導していた手拍子も自然に起きていて、
ああ〜ツアーで積み重ねてきて出来上がって来てるわ〜という雰囲気がふわ〜っと会場を包んでいます。


歌い終えた後、西川さんはMCを。


「2015年のツアー。ライブレボリューション全50公演のファイナル。福島。」


「このライブレボリューションに集まってくれて…ようこそ。」


「いつもと変わらず。特別なことはせず。」


「いつも通り。楽しみましょう!」


「さあ!行くぞ!アゲて行くぞ!」




■「単独視点」



ということで、「いつも通り」を強調する西川さん。
今回のツアー、過去4公演行っているので、単純な比較は出来ませんが、
いつも通りかどうかを見よう〜と、この公演だけを見る単独視点に切り替え。


HEAVEN ONLY KNOWS、はうん。ややいつも通りかなと思っていたら、
6曲目、Summer Blizzardで「アゲて行くぞ!」とシャウトし、
通常運転がアクセルグイッと踏んで、急に飛ばし始める。


「いつも通り全力」という意味では間違ってないのですが、
全力20%くらい倍増しています。


「さあ行くぞ!福島!」と、煽り、歌う。
自覚があるのか、ないのかわかりませんが、
確実に前のめりになっているのは間違いない。
「福島!イェー!」とお客さんとするコール&レスポンスも長め。
ハイペースでこのままグングン行く予感を漂わせつつ、Salvageで慌てんな慌てんなと落ち着かせたところでMC。




「改めまして。西川です。よろしくお願いします。」


「福島でライブをするのは3年ぶり…いろいろな想いがありながら…」


「なかなかないでしょう?ツアーファイナル、福島でやる人?」


「出身でもないしねw」


「5ヶ月間。千秋楽ということで、ご期待されていると思いますけど、いつも通り。…変わらない物を届けるのがプロですから。命懸けて届けるのが仕事ですから。」


「3年ぶりか。そうね…ここでCM(消臭力)撮ったりしたんですよね。」


「今回、いろんなとこ行ったりしましたけど、普段(アーティストやバンドが)来ないとこに人が集まるわけですよ。駅とか。」


(地元のおじさんやタクシー運転手に)
「お祭りでもあんのか?これ?って言われる。(という話を聞いたみたいな感じだったかなと。)」


T.M.Revolutionと説明しても)
「わし、さっぱりわからんw」


(しかし、消臭力の話をすると)
「あの子ね〜ってなるw」


(客席から消臭力やって〜!の声が)
「…思いの外、エネルギーを使うのでw」


(やって!の声が止まず)
「なんでかんでも思い通りに行くと思ったら、大間違い!w」


(前日の山形公演の話へ)
「山形の皆さんは大変でしたよ。」


「山形の皆さんは辛い冬を…w」



「口を開けて(歌って)いいのかな?雪入っちゃうんじゃないのかな?ってw」


「迂闊に動くと凍っちゃうかなってw 後半はヤッホー!ってw」


「いかに山形の人は大変かw」


「だから、雪の中で凍えそうになったら、ぼくを思い出してくださいって言ったんですw」


(ネットで地方をいじるMCについて言われていることに…)
「…滋賀県はね。県の認知度が最下位…ですから、ねたみなんです!かわいそうな子を見る目で見てくださいw」


「…明日はいよいよファイナルだな〜と思って…」と言って、柴崎さんを見る西川さん。



西川「(ツアーで)必ずやることとかあります?」


柴崎「先ほどの西川くんと一緒です。」


西川「…新潟の頃、トレーニングに前向きだったの柴さんも…」


柴崎「(腹筋が)2パックには…」


西川「横に?w」


西川「…気持ちはあるんだもんね?」


西川「これからも作って出ますか。」


柴崎「(西川さんは)…サウンドチェック中にトレーニングしてますもんね?」


西川「空いてるんでね…」


(皆で集まって早くトレーニングしようみたいな話へ行き)
柴崎「そうなると早めに来ないといけない。賛否両論w」


西川「慶、なんかも炭水化物取らない…でも、ぷにぷに…」


山崎「お尻触るとカチカチですよ。」


西川IKUOさんはコラーゲンやヒアルロン酸を…」


IKUO「はいw」



西川「(サポメンさん全員という意味だったと思いますが)ぼくの傾向に合わせてくれてw」


(菰口さんを見て)
「ちゃんと俺のこと思い出して寝たの?w」




(そこから西川さんの見た夢の話へ。)
「…なんか夢に出てきた人、全員ちょっとずつ鼻毛出てるのよ…」


「この人、偉いのに鼻毛出てる…とかw」


「…言うべきか、言わないべきかって悩む夢w」


「疲れてる時って、歯がボロボロになってしまう夢って見ない?」


「(この辺、曖昧ですが)子供の頃ね。歯磨きして寝ないと…ってなって。…未だにトラウマみたいなw」


「なんの話だよ!これw」



「申し訳ない!…こんな人w」



「今回のツアー、いろいろ考えさせられること、感じることありまして。」


「アルバム出てないで…(曲やったら)お客さん、ポカーンとしてw」


「出たら、出たでポカーンとしてw」


「でも、こっちの想いと熱意があれば届くじゃないかと思って。」






■「通算視点。」




歌い出したのはDream Crusader。

ここからバラードゾーン。

毎度、ツアーではバラードが畳み掛けて来ますが、いいっすね。心地良くて。

目をつむって聞き入るも良し。歌う西川さんを見るも良し。

ある意味、アゲアゲな曲よりも自由に楽しめる時間かもしれません。

そんでもって、西川貴教のボーカリストとしての力量を知れる時間でもある。

Phantom Painと来て、西川さんが「この曲の真っ赤な色。血の色ではありません。夕日の…」と言って歌ったのはCRIMSON AIR

福島という場所を意識して出てきた言葉なんでしょうか…
歌ってる姿はいつもよりも凄みがあってちょっと震えました。






「ホントにあの…来年20周年というのにアルバムが10枚…w」


「自分の人生の半分を…このへんてこりんな名前のアーティストを…支えてくれたのは皆のおかげだと思います。(感謝の想いを)言葉に変えられないから、ライブをやったり、曲を作ったりしてるんだと思います。」


そして、1階から4階まで、お客さんとのコール&レスポンスをした後、


「カンケーねー!ゼロから始めるぞ!」






■「単独視点」



始まったのはCount ZERO。

このMCからの流れは行った公演で必ず見てるので、
もう伝統芸感あるなと感心してしまいました。


お次はcrosswise。ここでステージも会場もギアが上がっていくのを感じましたよ。カチッと。

激しさが増していく中、スポットライトに照らされヘドバンする西川さんの美しいこと。


ちょっとうっとりしかけましたが、



「さあ!行くぞ!福島!」


「ここしかねえ!ここに来てんだよ!行くぞ!」


と、浸る暇もないまま、SWORD SUMMIT。



「繋がんなきゃ意味ねーんだよ!」


「これでこそ!俺達の宴なんだよ!」とUTAGEへ。


…しかし、今回のツアーのMCから曲への流れは秀逸ですが、今回もキレてるなとしみじみ思うのです。


会場の上がっていく熱気に抑えられ無くなったのか、上着を脱ぎ捨て、Naked arms、The party must go onの連続攻撃。


激しいアクションをしながら「サイコー!福島!」と、
とても楽しそうに笑って、一旦引っ込む西川さん。






「まだまだ終わらんぞ!福島!」



「50本目の延長戦!」






■「通算視点」





延長戦1発目に選ばれたのは安定感グンバツのZips先生でございます。

イントロが流れた時点で会場の熱気が更に上がったのは言うまでもなく。


2発目にはLOVE SAVER、3発目はWHITE BREATHと、ライブ盛り上がり3本柱がブチこまれたので、会場はお祭りワッショイ!な雰囲気に。


天の曲も凄いけれど、この長年歌われてきた、聞かれて来た曲の安定感と凄み。


特にホワブレのキラーチューンっぷりは流石だなあと。


地元なんで来ましたみたいなお客さんの顔つきも変わってたし。


上がりに上がりきった雰囲気を感じながら西川さんが…




「イェイ!楽しんでる?福島!?」


「これが最後じゃない!行けるか!?」


「こっからよ!?行けるか!?」





■「通算視点」




さて、これまでいろいろとあったアンコールの中で賛否を呼んだと思われるこのアンコール。


Preserved Roses革命デュアリズムの水樹さんパートを歌わすというゾーン。


今回、ライブを「試合」アンコールを「延長戦」と呼ぶようになって、
よりお客さんが参加して楽しむ感が強くなった中で、参加してるんだ!って感じを強くさせ、楽しいと思わせたのはこのゾーンの影響が強いんじゃないかなと思っていて。


歌え!と歌わせるところはこれまでも数多くありましたけど、
最初からもう歌わす前提で始まって、ライブの回数を重ねるごとにお客さんの声が大きくなり、水樹さんのボーカルが小さくなっていって…


このいわき公演では最初からボーカルが絞られているという形に。


試合を重ねてきた結果が現れてるな〜と思いました。



そんなお客さんを満足そうに見つめる西川さん。


「任せて良かった」と言われてるような気がしてしまいました。






「実にいつもと変わらないw」


「…サイコー!」



「全国…全力でこの日を迎えることが出来ました。ありがとうございます。」


「全国いろんなところ行きました。小さな会場も多く、アリーナやドームツアーに比べると遠く小さな灯火だったかもしれません。でも、やって良かったと思っています。」


「…夢なんか見てんじゃねえよって言ってる奴等を黙らせたいんです。夢見ようぜ!」


「さあ行こう!ラスト!福島!」


「50本分のシメ行くか!お前らに掛かってるぞ!」と言って、皆でしゃがんでジャンプ。



「…ドラムス、山崎慶!ベース、IKUO!、ギター、菰口雄矢!ギター、柴崎浩!」


「そして、今回のツアーの大事な仲間を紹介します!福・島!」


「スゲー、いいツアーに。ありがとうございました!」


「1つ1つに意味があって。スゲーいいライブでした。」


「福島で迎えられて良かったです。」




■「どっちでもない視点」




というのも、これまでにない事態になったので。


終了のアナウンスも流れなければ、電気も落ちない。


どういうこと?と思っていると…





「もう1曲やっていいですか?」



「これがウチらしいやり方だと思ったんですが、もう1曲やらせて下さい。」



「…何も決められないがウチらしいw …予定調和なんて大嫌いだ!何も考えるとか出来なくて…よろしくお願いします!」


「ツアーのファイナルですが…ここがまだスタートだと思ってます。」


「…17年前のツアーをした時のことを思っていました…あの時見た景色が今に繋がっていると思っています。…行こうぜ!」





伝家の宝刀。HEART OF SWORD~夜明け前~来ました。


もうこれが来たら幸せに終わる以外の想像が出来ない。


さっきまでの熱気が暖かい空気に変わって、幸せな空間に変化していく。


「たった一言言わせて下さい。愛してるぞー!」


と、西川さんが言いたくもなるなとw


まさにハッピーエンドという形でライブが締まりました。






「ありがとやした!この気持ちで次会おうぜ!」


「メンバー紹介!…ドラムス、山崎慶!ベース、IKUO!、ギター、菰口雄矢!ギター、柴崎浩!」



「そして、このツアーを支えてくれたスタッフ!参加してくれた皆様。そしてお前ら!ありがとうございました!」


(西川さん達がサポメンさんを見て)
「せっかくなんで最後に一言…」



IKUO「皆さんありがとうございました。最高のツアーでした。」


菰口「初めてTMRのツアーに参加しましたけど皆さん温かくて…」


柴崎「(ライブ中)途中で吸ってたタバコは演出です。」


山崎「寂しいですけどまた会えると思います。」



サポメンさん達は互いを労い、ハグし合ったり、握手したり。


皆さんを見守った後、「この想いをイナズマに繋いで行きますので。」


猪苗代湖ありますけど…w 琵琶湖もw よかったらいらしてください!」



続けて…西川さんが…






「場も温まって来ましたので… しょ〜しゅ〜りきぃ〜





ギャ〜という歓声に包まれる会場。


西川さんは客席を見た後、まだツアーがあるかのような雰囲気でス〜ッと去っていきました。


いつも通りもあれば、いつも通りじゃない。
天ツアーのファイナルはこうして終わりを迎えました。






■いわきの感想。





いつも通りと強調しながらも、いつも通りの範疇を時々はみ出ていることに熱さを感じつつも、ちょっと可笑しかったですw


ま、ファイナルなんだから、そりゃ当然だろうとも思うのですが。


福島という場所ということ大きかったんですかね。
意識していることは言葉の端々から出ていたので。


でも、やたら意識しているということはなく、
自然に常に考えてるよ〜という落ち着いた感じでした。


…考えてみればファイナルな上にそういった場所ということで、
「いつも通り」が難しい中、あえて「いつも通り」を強調したのかもしれませんね。



曲やバンドの完成度だったり、お客さんのノリ、MC、雰囲気と、非常に高いレベルに完成されていて、これで最後というのが納得…でもあり、こっからスタートですよ?と言われても納得でもある、不思議な最後の50公演目。


スタートとゴールが重なったような不思議な感覚を覚えました。






■ツアー総括





このツアー、ぼく個人は非常に楽しいものでした。
理由を簡単にまとめますと…



・アルバム「天」の楽曲がとても良くて、パワーがあった。


・西川さんが自分の好きな音楽の趣味にグイッとシフトしたことで、西川さんがとても楽しそうに歌い、プレイしている姿が良かった。


魔改造アレンジにより、いくつかの曲が良いものに化けた。個人的にはUTAGEが良かったです。冴えない少年からイケメンになったぐらいの変貌を遂げてる。


・バンドメンバーの変更により、菰口さんと山崎さんが馴染んでいく過程がひとつのドラマみたいに見えて楽しめた。


・柴崎さんとIKUOさんが前に出るようになり、2人の新たな一面が楽しめた。


・ツアー中、次々と賛否両論の出来事が起こる中で意識の高いファンの方々によって、ライブを楽しもうというモチベーションが高くなって、ライブが楽しいものになった。


・全国廻ったことで西川さんのMC芸に磨きがかかり、トークだけでもいいやと思える素晴らしいものになってた。



こんなところでしょうか。



ホントにいいツアーだったなと思います。


西川さん、バンドメンバーの皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。




セットリスト





1.DOUBLE-DEAL
2.AMAKAZE -天風-
3.突キ破レル-Time to SMASH!
4.Thread of fate
5.HEAVEN ONLY KNOWS ~Get the Power~
6.Summer Blizzard
7.Salvage
8.Dream Crusader
9.Phantom Pain
10.CRIMSON AIR
11.Count ZERO
12.crosswise
13.SWORD SUMMIT
14.UTAGE
15.Naked arms
16.The party must go on


アンコール


17.Zips
18.LOVE SAVER
19.WHITE BREATH


20.Preserved Roses
21.革命デュアリズム



ダブルアンコール



22.HEART OF SWORD~夜明け前~





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