ちゃん西ニュース

T.M.R・a.b.s・西川貴教さんのニュースを拾ったりまとめたり、ライブやテレビ・ラジオの感想・レポートを書いたりしてる西川さんが好きなおっさんの個人ブログです。

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佐野元春のザソングライターズ


録画してた矢野顕子さんの回を。
名言だらけ。
忘れないようにメモメモ。



・(矢野さんがカバーした曲の独特のアレンジ、まるで自分の歌のようにしてしまうことに対して)
佐野「大抵のアーティストはこういうんです。あれはもう矢野さんの曲だ。」


矢野「申し訳ないw
でもさ。歌ってさ、本来そういうものじゃないの?
皆が自分の歌を持っていて、自分の歌い方をし、自分の風景をその歌から見てれば、いいんじゃないかな?って。」


佐野「それが本来のいわゆるカバーということだと思うんですが?」


矢野「うん。」



・商業的に成功してるものはほとんどが男女、恋愛でしょ?。
でもよーく、考えてみて、私達の一生の内に恋愛だけのことを考えて、どれだけ生きられるだろうか?
だって、恋愛してなくても、恋愛をしてても、冷蔵庫開けて、何も入ってなかったら、ごはん食えない。
でも、恋愛してなくても、冷蔵庫開けて入ってれば、あした生きて行ける。どっちが大切?っていう。
思いませんか?


基本的に私たちが生きて行く上で生活っていうのと愛っていうのをこう直結させてみると、
親とか家族の愛、そして実は恋愛より友達。友達との愛を歌う歌ってのは非常に少ない。




・(学生さんの質問。自分の曲を思っていることと違う解釈をされたらどう思うか?という質問に。)
むしろ成功ではないでしょうかね?
(中略)
他の人の想像力が、歌い手であろうが、聴く人であろうが、どんどん入ってくれた方が私はその曲が喜ぶんじゃないかなと思うんですけど。



・社会っていうのは不公平に出来てるんですよね。絶対に公平になんないの。
だから、それを変えたいのは山々なんですが、恐らく変わらない。
ならば、出来る手段として、こちらが考え方を変えることは出来るでしょ?


で、私自身が幸せである為には何が必要かっていうと私が私に誇りを持つ。
(自信満々に胸張ってじゃなくてみたいなジェスチャーを挟み)
私が存在することに意義があるということに、認識ね?それを高く持つっていうことが一番大事。
そうなると女性であろうが男であろうが関係ないよね?


例えばアーティストの場合はね?私達の場合は物を作る。自分が作る物によって「私を評価して!」って風に言える訳です。
ですから、もし、法律を扱う面で、仕事で自分の自分にしか出来ない、自分のやり方、自分の満足するやり方を確立して、
「こうよ!」って出して行くならば、例え、負けることがあっても、OKだからそれは。
そして、そういう姿をちゃんと認めてくれる人ってのは、意外といるもんですよ?


自分ってものが確立していて、ちょっとやそっとのことじゃブレない芯の強さと柔軟さがある人ですねえ。
どこか宗教的な匂いとか、エハラさんのモノマネに見られるように独特の面白味があって、
変なフィルターを通して見てしまうかもしれないけど、凄い。
でも、取り上げる部分があるって、もう、その人が認められてる、面白いと思われてることでもありますしね。


母として女性として人としていろいろ悩んで迷って感じたことを言葉として紡ぎ出して、同時に音楽として合わせて吐き出す。
だから、伝わって深く感じるんだろうか。
受け手の読み取り方があるにしても、歌詞やメロディってなんとなくその人の経験とか優しさや性格が滲み出てくると思うんですよ。
もちろんテクニックだったり、ポイントを掴んでいるだけでも良い歌はあるんだろうけど、
そういうのは残らないと思うんだよなあ。
歌う、聴かせるってことは伝える、訴えることでもあるから。
その為には説得力を持たせる何かが大事なんだろうと。
ただ、かっこいいものだって、そのかっこいいことが何なのかその人自身のかっこいいと思う何かが固まってないとかっこよくないですしね。


いやー面白かった。
歌詞のことよりも矢野さんの生き方や音楽の考え方のが興味深かったな。
後、笑顔の力が凄い。この人w




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