ちゃん西ニュース

T.M.R・a.b.s・西川貴教さんのニュースを拾ったりまとめたり、ライブやテレビ・ラジオの感想・レポートを書いたりしてる西川さんが好きなおっさんの個人ブログです。

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10/5 日帰りで無理して見に行った甲斐がありました… 西川貴教×大島こうすけ オーケストラコンサート「京響プレミアム〜スピンオフ ラジオタイムス〜言葉が結ぶシンフォニー〜」感想

2週間前にイナズマ行ったばっかりでそう何度も関西方面に遠征は…とか考えたりもしたのだけども、
「一夜限り」だの「スペシャル」だの「地域限定」「今なら安い」とかに弱い自分はホイホイ行ってしまいましたよ…


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ただ無理して行った甲斐はあった…
クラシック音楽の素晴らしさと奥深さ、ボーカリスト西川貴教の底知れなさをしっかり堪能出来たので、
行き帰りの高速バスの疲れもなんのそのですよ…ウソです…身体中が痛い…


公演前


スーツやドレス、ワンピース、着物などなど、カッチリした格好の方々が多かったが、
西川さんのグッズで固めた方も結構いてびっくり。
グッズの印象もあるかもだが、西川さんファンの方々が多かったのかな。
京響やクラシックが好きで来たようなご婦人とかもいて、西川さん面白いじゃないの…とか思ってくれりゃいいな…なんて思いながら、会場に入った。


当日のプログラムの感想


まだニコ生の映像は見ていないので、当日の記憶を頼りに進めてきます。


最初は京都市交響楽団の皆さんが登場し、続いて、西川さん、大島さん登場。


公演やるよ〜って発表の時から、「ラジオタイムス」「ことばが結ぶシンフォニー」ってタイトルなのはなぜ?と引っ掛かっていたんですけど、
西川さんと大島さんがラジオDJのようなスタイルで1曲、1曲ごとに紹介やインタビューをしていくという説明を始め、そういうことか…と納得。
2人の解釈やクラシックに対する見識や想いなんかも知れそうで面白そうだと思った。


Timeless Journey


これから楽しい公演が始まるというワクワク感や期待をゆっくりと増幅させてくれた。
今回のオープニングテーマというのにピッタリ。納得。

木星〜組曲 惑星より


平原綾香さんで知られているというツカミのトークは絶対あるだろうと思っていたら、
やはりあったのでそこはなんか嬉しかった。
そんなバカな喜びは置いておきまして…

クラシック弱者の自分でも知ってる名曲を生のオーケストラの演奏で聴くというのはなんというか、普段食べてて馴染みのあるおいしい物がより豪華にして出してもらってる感じが凄くするというか…
物凄い贅沢な体験をさせてもらってない?と、自分で自分に問いかけてしまったような時間だった。

西川さんのボーカルが乗っかると、また違って。
高音ではなく、低音勝負みたいな歌と格闘しているように見えるんですよね。
どうしても高く歌い上げてるイメージが自分の中で強いせいか。
だから、少しドキドキして見ていたんですけど、サビに近付くにつれてドンドン、コツみたいな物を掴んで、しっかり歌い上げていく姿は超短時間のサクセスストーリー見たみたいな気持ちになりました。

awakening


個人的に今日1番期待していた楽曲。
事前に西川さん、大島さん、指揮者の広上さんがFM京都の番組でコメントしていた際にこれをやるとポロリと言っていたから、
当日のプログラムを見なくてもやると信じておりましたよ…

今、西川貴教として出てる楽曲の中でオーケストラとの親和性が1番ある曲だと思っていたし、
違和感もなく、むしろしっくり来過ぎてヤバいんじゃないの?と思っていたら、その通り過ぎてヤバかった…
最初のバイオリンなどの弦楽器が鳴った瞬間に「もう本日の優勝です。おめでとうございます。」のアナウンスが脳内に流れましたね…


実際の楽曲も完成度が高いし、展開が聴いてて気持ちの良い曲なのだけど、
生のオーケストラと西川さんの歌声が重なった時の極上っぷりといったら…
鬼に金棒じゃないけど、単品でも強い物同士がセットになってより無敵になるようなパワーもあったし、たまらなかった。

Roll The Dice


イナズマの初日は行けなくて、初の生聴きがクラシックのアレンジってこれはなかなかレアな体験…


曲がまだ正式にリリースされていないこともあり、曲に対する感想やイメージはあんまり無かったから、
来たボールをそのまま受け止めるぜ!みたいな気持ちで聴いていたんですが…

曲のイメージや感想として、脳みその引き出しに入れておいた「静かながらも力強く進んでいくような曲」というのは壊れずに、
聴いていて、更にそういう曲だわ…と思いが強くなりました。
オーケストラの演奏や、発せられたパワーが凄かったというのもあるんでしょうけど。


アレンジを聴くと、大体、これはこれと、オリジナルの曲として原曲とは別個の物と捉えることが多くて、
原曲のことは特に何も考えないんですが、元々の曲のイメージが強化されるとは思わなかったな…


熊蜂の飛行


西川さんリクエストの曲。


コミカルで今にも蜂が飛んでる画が浮かんでしまいそうなこの曲だな〜と思って聴いていたら、
ギターで菰口雄矢さんが参加したことにより、熊蜂の飛行というよりは競争や決闘感がある展開になっていって、ちょっと面白かったw
ギターにスポットが当たる箇所があったのもあり。
でも、徐々に徐々にオーケストラの演奏と菰口さんのギターが調和していって、1つになり、大きなうねりを作っていく流れは素晴らしかった。

あと曲前のトークで、西川さんがネットの動画でチェックしたり、
速弾き動画を見せて、柴崎さんや菰口さんにも同じように弾かせてるという音楽マニア、ジャイアン感溢れるエピソードが聞けたのも最高。


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さよならのあとで


ヘンデル作曲の歌劇「リナルド」の中の楽曲「アリア "私を泣かせてください"」に新たに日本語の歌詞を付けて歌うという実験感、挑戦感溢れる曲。


元々の曲を知らないせいか、タイトルに引きずられて。
もうタイトルから、泣ける、泣かせるのイメージするなあ…と想いながら、聴いてもそのイメージは全然崩れぬままに西川さんの優しくも強いボーカルが乗っかると強力を通り越して、凶悪としか言い様がない…
たぶん涙腺が弱かったり、最近悲しいことがあったら、ガツンと来てた。

歌の無い、そのままで完成された楽曲に新たに歌詞を付けていきなり人前で歌うことって想像以上に大変だと思うのだけど、
それを見事にこなした西川さんの姿を見て、多めに拍手してしまった。

インスタントアンサー


モーツァルトの交響曲第25番第1楽章をモチーフに大島さんが制作した楽曲。


テレビなどでもよく流れる馴染みのある曲を大島さんが大胆にアレンジしたなーと。
ポップスの様々な楽曲を美味しく仕上げていく大島さんの職人ぷりが感じられたのも面白かった。
さよならのあとで同様、歌詞の無い物に新たに歌詞を付けて歌うというチャレンジを成し遂げた西川さんに多めの拍手2回目。


Prisoner


EDMをイメージして作った物を形にはせずに、頭の中で鳴った状態のまま京響の皆さんに投げたというなんとも実験的な曲。
ダンスミュージックをイメージしたという言葉が頭に残っていたからなのか、
リズムがマイケル・ジャクソンのSmooth Criminal っぽいなーなんて思ったり。ダッダッダッタと刻んでいくような感じが。
ここまで聴いていた楽曲とはちょっと色が違うように感じていて、聴いているのがずっと面白い曲だった。


Hikari


アンコールとして最後に演奏された曲。
広上さんが「作品で出せばいいのに…」と言っていたのに大賛成するしかない…
最後の最後に強力な隠し玉投入してくるとは…
もう次のシングル、またはカップリングはこれでいいですよ…西川さん…と目の前にいたら言いたくなってしまいそうだった。


壮大な物語が終わっていく様、そして、締めくくるということはこいうことです!お手本です!みたいな楽曲、演奏、そして歌。
ここまで2時間見ていても素晴らしい公演だったのにより素晴らしい公演だったと力強く思えるやつだった…
ありがとうありがとう…西川さん…大島さん…京響の皆さん…


総括とかいろいろ


贅沢な公演であり、実験場であり、授業であり…
様々な要素があってとても濃厚な2時間半だった。
まず、西川さんと大島さんがナビゲーターやDJとなって進めてくスタイルを採用した時点で個人的にはこの公演大勝利という感じ。
クラシックは有名な曲を知ってる程度の人間や知らない人にクラシック側ではない西川さんや大島さんがナビゲーターとなって、
曲の紹介、解説、広上さんら京都市交響楽団の方々にインタビューしていくのは曲を聴きやすくしてくれたし、知識も深まって、
お得感がハンパない…
クラシック側の人が噛み砕いてわかりやすく説明してくれるのも良いのだけれど、
ポップス側の西川さんと大島さんが両方の間に入った形で繋ぎ役のようになっているのが今回の公演を良くしていたと思う。
1曲、1曲終わるごとに余韻を殺さず、ちゃんと期待感を持たせてくれたり、
曲とは全然関係ないものの楽しいトークをしていたのも良かった…w


今回のスタイルを受け入れ、しっかりと演奏をしてくれた京都市交響楽団の方々も素晴らしかったし、
指揮者の広上淳一さんもチャーミングでお茶目で魅力的な人だったな…
西川さん達のトークにもしっかり乗るし、ボケる。
1番あの場を楽しんでるんじゃないか?って指揮っぷりもカッコ良かった。
大島さんがキーホルダーにしたいとかマスコットに…というのもよくわかる…
また共演して欲しいなという素晴らしいキャラクターの方だった。


いやー、良いコラボレーション、試みを見せていただいてありがとうございましたという気持ちでいっぱいでございますよ…


あ。そうだ。小さいことかもですけど、ギターの菰口さんがガチガチに緊張しているのを筆頭に西川さんも大島さんも緊張しているのが伝わってきて、個人的にはそれが素晴らしい演奏や歌と同じくらい良いなと思ったですよ。
普段と慣れない環境というのが原因だったかもしれないですが、
クラシックや京響の皆さんへの敬意だったり、今回の試みに真剣に取り組んでる証拠、皆さんの真面目さ、成功させたい想いの現れだなと思ったので。
だから、演奏中の楽しそうな顔や終わった後の安堵した顔がとてもよく見えたし、
ツイッターで楽しかった!等々、とツイートしてるのもマジの感想だわ…ウソじゃない…と思いましたね…


最後に。もう1個あった。
前回のLifeにしても、今回にしても大島さんと出会わなければ出来なかった機会だろうから、大島さんの功績はデカイっすね…
サポートメンバーとしての潤滑油となってるし、楽曲のアレンジの広がり具合とかいろいろ功績デカイのに更にでかいモンをくれたなっていう。
ファンとしては西川さんと出会ってくれてあいがとうございますと目の前にいたら握手に向かうレベルです…はい。


さてさて。まだニコ生見てない人はプレミアム会員になって見ましょう…
11月4日までは見れますよ…是非…見よう…見るのです…


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