考察というか感想というか
今回のツアーの肝のひとつである映像。
見てわかりやすいお話というものではなく、
見た人が考えて答えを出してみて!ってなものの気がしたので、自分なりに考えてみました。
お話の流れとしては簡単に説明するとこんな感じ。
西川さん1目覚める。
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今いる場所がどこなのか、自身の存在などに苦悩
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奥田瑛二さん登場。
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西川さん1がいる場所、THE ONEの管理者で動きを介入はせず監視している存在との説明。
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西川さん1いろいろと確かめる為に行動を開始。
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ガードマン的なのに阻止されそうになるが、跳ね除けていく。
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すると西川さん1と西川さん2が出会う。
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西川さん2が何かを知っているような口ぶりで語り、西川さん1を引き寄せる。
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場面が転換し、奥田さんと西川さん1対峙。
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奥田さんの上にTHE ONEがいること、西川さん1や西川さん2は「サンプル」(クローンのようなもの?)であることなどを、
奥田さんが語る。
「サンプル」自ら崩壊していく存在ばかりだったが、西川さん1や西川さん2はイレギュラーらしい。
また奥田さん自身も元はサンプルだったといろいろと説明。
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「何の為に生きているのか?」お互い問い掛け合う。
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サンプルに戻りたいようなことを語る奥田さん。
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場面が転換し、現代のビルのようなところでスーツを着た奥田さんが佇む。
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西川さん1のいるTHE ONEの場面が変わり、それでも生きてくぜみたいな雰囲気で終了。
最後の方は、ほぼうろ覚えですが。
合って無かったらごめんなさい。
見て思ったのはTHE ONEという存在は神様であり、場所は人間社会。
奥田さんは神様の下にいるような存在で、
西川さんやサンプルと呼ばれている存在は人間に置き換えると、
しっくり来るなと。
「何の為に生きているのか」というセリフが話の中で強調されているのですが、
人間誰しも一度くらいは持つ疑問ですよね。これ。
確かめようと苦悩したり、自ら崩壊していくってのも、人間っぽい。(いや、日本人ぽいのかな。)
そういう悩んでいる人間の上に奥田さんやTHE ONEという存在がいるのではないか?
という、「もしも話」では・・・という結論に至りました。
伝えたかったこととしては、人や生き物の儚さと神秘、謎とかそういうものなのでしょうか。
わかりやすいお話にしなかったのも、そういう部分を活かす為のスパイスだからかもしれません。
後、西川さんがインスパイアされたアニメや漫画の世界感を、
自分の作品にフィードバックさせたいという気持ちをこれにぶつけたんでしょうかね。
エヴァとか、ガンダムとか。
好きなことやってるぜ!感がひしひしと伝わってきたのは心地よかったな。
しかし、このお話の設定はいつから考えたんだろう。。
UNDER:COVER 2 ツアーと言っているだけにアンカバ2の世界観やヴィジュアルイメージを使うと思うんですが、
シングル曲である、Preserved Rosesの世界観を持ってきたと。
アンカバ2の楽曲を活かす要素として、
また逆にプリロゼの世界を引き立てるっていうお互いを活かしあってはいたけど、
見たままのイメージからなら、プリロゼメイン感は強いですよね。
元々あった構想にプリロゼがハマったので急遽こういう形にしたのか、
アンカバ2を作る前からあらかじめ用意してたことなのか、どっちなのかな。
いずれ、何かで語ってくれると面白いんですが。
いろいろと今回の映像には賛否はあるんだろうけど、
ライブで新たな表現をしたい、自分のやりたいことをやってるぜ!
というのは見ていて気持ちいいし、
いろいろ西川さんがやるとなれば、
それだけ楽しめることがあるということ。
たまんないはず。
応援したいですね。
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