T.M.R. LIVE REVOLUTION'16 -Route 20- よこすか芸術劇場・初日 感想&レポート 後編
前編はこちら。
sbtmmdy.hatenablog.com
続きです。引き続きネタバレ注意。
最初から気になっていたあるのものの音が会場に鳴り響きます。
それは…和太鼓。
隣に備えてあったので大島さんが始めるのかと思いきや、
西川さんの目の前にも。
西川さんの掛け声とともに太鼓の演奏が始まり、和のグルーヴが作らていくと…
始まったのが、13曲目Naked arms!
いつものギターの音になんと三味線が!
菰口さん、柴崎さん、IKUOさんが演奏しています。
(ギターはあらかじめ取り込んでいた音なのでしょうかね?)
凄くの和のテイストに仕上げて攻めてく攻めてく。
この曲が来れば、もう次はセットといってもおかしくはないSWORD SUMMIT。
こちらは先程と打って変わってリブート仕様全開でグイグイ来ます。
「まだまだ行けるやろ!」「休ませる訳ねーだろお!」
はい。休ませてはくれません。Count ZERO。
「行けるやろ!横須賀あ!」
このRebootの波状攻撃には参りました。
ふうっと一息付き、西川さんが…
「イエノミで公開ゲネプロって見て来てんだろ?」
「『ファンの気持ちを考えてください〜?』20年間オレの何見て来てんだよお!
「そんな中途半端なモノ、オレが見せるワケねーだろ!」
「これがオレの本気なんだよ!行けるかあ!」
「腕はなんのために付いとるんやって?天井を空を揺らすためにあるんだよ!」
と来れば、FLAGS。
T.M.Rという見えない旗を西川さんが中心となってファンと共に皆で支え、
会場の中で大きく揺らしているのではないか…そんな気がしてしまいます。
踊れる曲なのになんというかジーンと来てしまう。
「ラストお!」
とシャウトするも客席からは「えええええ!」という声w
「いいね!横須賀あ!」
各階の客席を煽りに煽った後、17曲目DOUBLE-DEAL。
最新オリジナルアルバム・天から加わった新たな音楽が20周年のツアーを支える。
激しめの曲なのに腕をふりながらもしみじみとしてしまうという…
「今日お前らと過ごせた夜は…サイコー!」
そりゃこちらもです。ありがとうございますありがとうございます。
歌い終えた西川さんは一旦、ソデに捌けて、アンコールへ。
アンコール
ターボーコールの歓声の中、再びステージに戻ってきた西川さん。
「あの…皆凄い楽しそうですね。」
「ホント…ボクは…凄いツラいですw」
「今回、このような内容になっていますのは…20年が。バラバラじゃなくて、全部繋がっているんだよっていうのをね。」
「それを思ってもらいたくて…」
「いろんなことを詰め込んでいたら、こんなことになってしまいましたw」
「いろいろ悩んで、いろいろとスタッフとケンカしてしまいましたが…」
「オレの選択間違ってなかったなって思いました。」
「今、自分達に出来ることは少しでもあればと思って。2011年のツアーもやりまして。」
「20周年を迎えた2016年のこのツアーも同じ想いで行うことにしました。」
「…その時と同じ気持ちで特に今日も九州の皆さんに向けて…ちょっとだけでもね。繋がれたらいいなと思って。」
「募金箱を置いてあるんですけど…。」
「(募金活動を)手伝ってくれた仲間を紹介したいと思います!」
といってステージに登場したのはタボくんさんとえびーにゃ。
きょうは、かながわけんえびなしから、えび~にゃがぼきんのおてつだいにきてくれたよ☆ https://t.co/tiFM160Nnb
— タボくん【公式】 (@tabokun) 2016年5月13日
好物のいちごを食べ過ぎて、丸くなったの?とえびーにゃに聞く西川さん。
それを見て笑うタボくんさんというやり取りw
「タボくん…最初の武道館覚えてる?」
「いえーい!」という声が客席からw
「さすがファンクラブイベントw」
「あの時のタボくん覚えてる?…機動力ゼロw」
「それが今見た?…成長って凄いですねw 我々も負けちゃいられません。」
「これから先も歩みを止める訳にはいかないので…この曲を!」
繰り出してきたのは最新シングルからCommitted RED。
続いて、Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース-。
懐かしい曲が多い構成の中で、最新型のT.M.Revolutionはこんなにもカッコいいものを激しいものを届けられるんだよ!というのをこれでもかと魅せつけてきます。
20年選手。まだまだ現役。色褪せない。
というか…むしろパワーアップしてるのでは?とすら思ってしまう。
2曲歌い終え、「ぇえええああああい!」と大きくシャウトすると、ソデへ消えていく西川さん。
少し間が空いて、再びステージへ戻ってきます。
「20年やってきて。バンドからやってきたのだと25年以上ですか。」
「こういうタイミングで…もっと気の利いた言葉が言えたらいいのになって思うんですが…」
「これしか…本当にありがとうございます…」
そりゃこちらこそだよ!という空気になる会場。
「ぼくの記憶が正しければですが。20年前の5月の13日は…プロモーションらしいものも、生放送もキャンペーンも何も無くて。」
「自宅であっ?今日CD出てる?みたいな感じで迎えたような気がしています。」
「20年という月日の中で降りに触れて、誕生日とかお正月とかクリスマスとか。」
「そんな夫婦仲はそんなによくないのに…年中行事だけはよくわからない結束力を見せるヤスヒロとカズコのおかげで、そんな年中行事を今は皆と一緒に過ごすことが出来ています。」
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「本当に…何よりも…皆様に感謝しながら、今日から1年間、1日、1日を過ごして、25年とか30年とか。」
「皆と楽しく迎えられたらなと思って。直接全国廻りながら…」
西川さんが次の言葉に詰まる中、バックに流れるのはT.M.Revolutionにとって大切な曲のメロディ。
「そんな記念日に…」
「この会場素晴らしいです。入れなかったやつ…大きな会場でこの日を迎えられなくてごめん!」
「でも、らしいでしょ?1番大事な時にホールツアーやるんだよ?それがオレだあ!」
ファンとヲタと…共に歌うHEART OF SWORD 〜夜明け前〜
これ以上のものはないんじゃないかってくらいキレイにゴールへ向かい始めます。
気持ちの良い大合唱。
間奏になり、西川さんが口を開きます。
「考えてみればそうだった…デカいところでやらなくて。こうやってホールを廻るのがT.M.Revolutionですよねえ!」
誰よりもファンのことを考え、ファンのそばに…!という人でなければ出てこない言葉ではないでしょうか。
いつまでも演奏が、音楽が鳴り響いていてほしいと思いながらも…
西川さんの掛け声とともに終わってしまいます。
それを察し、一斉にしゃがむお客さん達。
「凄いなあw 一糸乱れぬよ?」
「こっち側から見せたかったw 凄いキレイよ?w 素晴らしいよw」
「参りましょう!」
「2016年。5月13日。20周年イヤー。最初の。全員での共同作業です。行くか?せーの!」
一斉に皆、ジャンプした後、大きなターボーコール。
「皆のおかげで最高の初日を迎えることが出来ました。ありがとうございます。」
「そういえば…あの…ちゃんとしたメンバー紹介をしてなかったなって…w」
そういえばなかったんです。確かにw
「急にお前誰?って人もw 皆知ってるテイでw」
「ギリギリまでやってたじゃない?」
「何か忘れてるなーと思ったら、そうだね…どっかでメンバー紹介するコーナー作んなきゃだったw」
「あの改めて…ご紹介させて頂きます。」
「ドラムス。山崎慶!」
「ベース。IKUO!」
「えーっとどうする?…キーボード…大島こうすけ!」
「ふふふw 柴さんがねw 『太鼓じゃないよ?って言ってあげて。』ってw」
「ていうかさ。この立ち位置、ゾワゾワすんだけどw(西川さんは大島さんと柴崎さんに挟まれ、真ん中に立っています。)」
「…新しいWANDSですw」
「…そして、ギター!菰口雄矢!」
「そしてギター!柴崎浩!」
「エーンド!おまえらあ!」
「…ありがとうございました!」
会場、皆、手を繋ぎ、大きく振り上げた後…
「今日も言うぞ?あれを言うぞ?バカのひとつ覚えみたいに…」
「やっぱり言います!」
「また会おうぜ!!!!!」
「ありがとうございました!」
深々とお辞儀をした後、西川さんは足早にステージを去っていきました。
約2時間半近くのバースデイパーティーは激しく、そして楽しく、そして美しい、幸せな空間でした。
新しくファンになった人も、古くからヲタの人も、ステージで繰り広げられる音楽を聴けば、
納得するものが届けられていたのではないでしょうか。
誰の想いも受け止める。
そんな意気込みを西川さんから強く感じたので、これから全国いろんなところで数多くのファン・ヲタの人の気持ちにしっかり応えてくれる。
そう思わざるえないものを見せられてしまいました。
理屈でどうこう考えてもしょうがないです。
ただただ楽しめます。
どうしても考えるのならば、どう楽しむか?ってことを考えるのが良いでしょう。
今回はそんなツアーだと思います。
記念の年です。
祝う年な訳ですから、暗いこととか嫌なこととか変なこととか考えるよりも、
楽しく、面白く過ごすのが1番です。
会場へ行ったら、是非、踊って、歌って、笑って、泣いてください。
T.M.Revolutionを、西川貴教を感じてきてください。
セットリスト