T.M.R. LIVE REVOLUTION'16 -Route 20- よこすか芸術劇場・初日 感想&レポート 前編
ネタバレ要素しかないのでこれからツアーに行く方は開かないようご注意ください。
その辺、大丈夫という方は続きを読むをクリックしてください。
初日スタート
開演が少し押して10〜15分ほど遅れてスタートした今回のライブ。
セットは西川さんがツイッターなどで言っていた通り、凄いシンプル。
左右両サイドに電飾がズラッと並んでいるものしかありません。
そのせいか目を引くのは楽器。
いつものギター、ベース、ドラムの構成に今回参加することになった大島こうすけさんのピアノ、キーボード…まではいいんですが、なぜか和太鼓が…?
和太鼓?と思ったんですけど、後々これが活かされる場面が出てくるんですよね…
さて、その和太鼓が気になる大島さんのピアノソロからライブは始まります。
クラシックの名曲・ショパンの「革命」から入り、徐々にグルーヴを醸しだしていくと、
何から始まるのか輪郭が見えてきます。
ステージに出てきた西川さんがマイクを取り「愛してるから わがままになってるー」と、シャウト。
もうおわかりですよね。ファンの方であれば。
5月13日のデビューの日の記念すべき20周年のライブはデビュー曲、独裁から始まりました。
ベースが少し強調されているかな?と思うくらいはほぼ原曲と変わらないアレンジ。
というかアレンジされてるのか?という演奏。すごく丁寧さを感じます。
そのまま勢いを失うことなく、2曲目のLEVEL4。
「行くぞ!横須賀!」
の煽りのシャウトをかましつつ、エンジン全開。
この曲も独裁と同じように原曲に近いアレンジでした。
曲終わりで西川さんが、
「ウエルカム!ライブレボリューションへ!」
「さあ!今日は楽しみに来てるよな?今日だもんな?世界の真ん中はここだ!」
の声とともに3曲目。HIGH PRESSURE。
これも続けて、原曲に近い。古い曲は寄り添って丁寧に扱う感じなのかな?と思わされます。
お客さんもそれを感じ取ってるのか、とても楽しそう。
お客さんが楽しそうであれば、西川さんも楽しい訳で。
「いいね!」「なんだお前ら!サイコーじゃねえか!」
という言葉を頂きました。そして…
「今日はオレじゃねえぞ!お前らの誕生日だかんな!」
と、T.M.Rのメンバーは自分を含めてファンもヲタもそうであると改めて呼びかけます。
「さあ。今日のパーティーは始まったばっかり。」
「2016年の…5月の13日は…お前らと過ごすって決めてたんだよお!」
「18年前やったこの会場に。生まれて初めてやった47都道府県全県ツアーのこの会場が。横須賀だった!」
「あの時見えなかったモノを…お前らに今日見せてやるよおおおお!」
西川さんも会場もヒートアップしていく中始まった4曲目はWHITE BREATH。
T.M.Revolutionシングル歴代売上1位のキラーチューンをぶつけて来ます。
この曲、ライブでお客さんに歌わせる場面がとても多く、会場の一体感を強める要素がとても大きいんですが、
西川さんが「歌え!」と煽る前からもうすでに会場は軽いカラオケ状態。
それを感じたのか…
「サイコーよ!」
「これなんつうのよ?サイコー!」
と、ゴキゲン。
激しくもあったかい全員のWHITE BREATH。
この曲も原曲寄りのアレンジでしたかね。
ここまで90年代のナンバーはゴリゴリにリブートされた感をあまり感じません
曲終わり。
5階、4階、3階、2階、1階と客席を煽る西川さん。
「そうやったあ!思い出した!」(以前来た時をという意味で)
「オレには見えてっぞ!」
とシャウトすると…
5曲目の演奏が始まります。最初は何の曲かわからなかったのですが、
T.M.Revolutionのファンであれば、ヲタであればこびりついて離れ印象的なイントロが…
しかもイントロ若干アレンジされてるような…
「何が来るかわかってるやろ!お前ら!」
そりゃわかります。もう代名詞みたいな曲ですから…
ベスト盤の発売でイヤってほど聴きましたしね…
読んでる皆さんもピンと来たかもしれませんが、5曲目はHOTLIMIT。
会場が待ってました!とばかりに爆発します。
それにしても大島さんがアレンジしたんでしょうか。
シンセサイザーでのイントロのアレンジが独特で凄く良いんです。
ちょっとスパイスを変えるだけでこんなに印象が違うんだみたいな。
これは是非ともライブで聴いてもらいたいと個人的には思います。
90年代のキラキラナンバーの連発にクラクラしていると、
曲が終わってから、山崎さんのドラムソロが始まります。
「さあ!もっと暴れようぜ!行けるか?横須賀あ!」
夏の曲に続いて、夏の曲。
6曲目は封印解除からの再始動シングルHEAT CAPACITY。
こう来ますか…こう来ますか…西川さん。
会場の盛り上がりも天井知らずでお客さんの喜ぶ声があちこちから聞こえ、
カラオケパーティー感がハンパない。
ほぼ原曲といっていい演奏なのも盛り上がりを刺激してるんでしょうか。
ここまで7曲といってもすでにクタクタ。
ぬるいペットボトルの水をグビグビ飲みながら次に備えていると、
ソデに引っ込んでいた西川さんがコンコンコンとマイクを叩いて、ステージへ。
「今日。2016年。5月13日。…仏滅w」
「20年前と同じ日です。」
「…しかも13日の金曜日!w」
「そう…いろんなものが巡り巡って、いろんなもの背負った今日。横須賀あ!」
「いや。もう…オレ、半分以上歌わなくていいんじゃないかと思って…w」
「…良いですw 凄く良い…w」
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「今までもね。何公演もやらせてもらいました。…でも、こんな歌うか?w」
「大きめのカラオケボックスやないか!w」
「これが年末まで続くと思うと…サイコーです!」
西川さんの楽しそうなMCが続く中、遅れてやってきたのか1階にカップルのお客さんが。
それを見つけた西川さんは…
「今来たの?ウッソ!めっちゃエエトコ終わってんで!?w」
と、ひと通りいじりますw
そして、何か思い出したように…
「ここしばらく一連のこと。皆さんおかげで楽しく過ごさせてもらってます。」
「…でも、うちの飼い犬のストレスはマックスです…!w」
「所定の場所ではないところで、目一杯ウンコをしていますw」
「家に帰って1番最初にするのがカチカチのウンコをティッシュにくるむw」
「もうね…ホントになんとかしてw」
「大体、20周年を祝ってくれてるの元嫁くらいでした…w」
「大きな声で祝ってみようか?…20周年のPUFFYに向かって?」
客「おめでとうー!」
「豊洲ピットでツアーのファイナルだそうです。…行かなくていいw こっち来いw」
「…ツアーが迎えられたこと。今日この日が皆と一緒に迎えられたことは…ホントに何より嬉しいです。」
「…ありがとうございます!」
「…2020。リリース致しまして。…なんとか首位をキープしております。」
「振り返ってみると。…マスタリング作業しに…そん時ね。改めて1曲目から、40曲目まで聴くんですよ。」
「ホントにね。自分で言うのもなんですけど…」
「バラードが少ないねえ…w」
「ガチャガチャしたのばっ!かり!w」
「同じレーベルのJUJUとか、清水翔太とか、加藤ミリヤとか、いきものがかりとかはほとんどバラードだよw …そんないことないか?…でも繊細に出来てるw」
「…だからこそね。そんなT.M.Revolutionだからこそ!」
「この曲が凄く大事に思えるんだと思います。」
そう言い終えると、大島さんのピアノから優しいあのメロディが…
7曲目。THUNDERBIRD。アンカバに近いアレンジ。
大島さんのピアノ1本で中盤まで進んだ後、ギター、ベース、パーカッションが乗っかり、
気持ち良いグルーヴを創りだしていきます。
ラストのサビでIKUOさん(だったかな?間違ってたらすみません。)の綺麗なハモリも合わさり、
最後、西川さんが「あいをもとめながらあああああ」とシャウトする中、
一瞬、マイクをズラして、地声で会場に声を響かせた瞬間、
会場がゾクゾクッとした雰囲気に包まれ、今日初めてのバラードナンバーは終わります。
「…どうした皆…?w」
「さては泣いたやろ?w」
「…まあ。記念のツアーですから。」
「どんなことで喜んでくれるのか。わからないけど…」
ゆるく優しいギターの音色が会場に響き渡り始まったのが、
8曲目。vestige -ヴェスティージ-。
アコースティックギターをメインに凄くしっとりした仕上がり。
ファンの方で覚えている方がいればですが…
Ready To Mix®のイベントでライブをやった時、全編アコーステイックなアレンジでしたが、
あれに近いなと感じましたね。
「ベスト出たばっかで何やるんだろう?と思って来てるでしょ?」
「人間限度ってものがあるのよw」
「全曲やれって…?w」
ここで会場から「イミテーション!」の声が。
これを受けてなのか…西川さんがiPhoneを取り出し、
臍淑女-ヴィーナス-、蒼い霹靂、WILD RUSHを流して、
流す度にお客さんがサビを歌うというやり取りがw
その度に西川さんが「やめてください!w」「お静かに!」
という客とアーティストによる漫才が展開。
「予想外だった…w 時間喰うなw」
「まだまだいける?すげえなw」
「…今、凄い。ビデオも買えるんだね。iTunesね。」
と言ってあるミュージックビデオの音声を流します。
「わかる?凄いねー…」
このままMCが続くと思いきや、突如始まった9曲目。Out Of Orbit~Triple ZERO~。
こういう始まりは予想していなかった。
爽やか幸せナンバーがグワッと会場を包み、このまま歌っていくのかと思いきや、
ある程度のところでINVOKE、そしてignited -イグナイテッド-。
ガンダム曲の連続パンチ。
…ここ、メドレーゾーンになってるのでしょうかね?
で。3曲ともほぼ原曲通りかも。
どういう位置づけなのか考えていると、鳴り響く電子音。ギターの音。
西川さんの「スー…ハー…」という大きな息遣いが絡み合い始まったのは…
Web of Nightの英語バージョン。
ガンダム、ガンダム、スパイダーマンとヒーローの曲の攻勢が止まらない。
しかし、アルバムは日本語ですけど、ライブは英語なんですね…w
自分のいる3階の席からチラッと下を覗くとヘドバンする多くの女性が。
もう身も心も西川さんの放った蜘蛛の糸に捕まってるんだなあ…
西川スパイダーマンが歌い終わり、マイクを離した後…
大島さんと西川さんがスッと移動し、何かを始めようとスタンバイ。
一体何をするのか…?
長くなってきましたので、続きは後編で…