ちゃん西ニュース

T.M.R・a.b.s・西川貴教さんのニュースを拾ったりまとめたり、ライブやテレビ・ラジオの感想・レポートを書いたりしてる西川さんが好きなおっさんの個人ブログです。

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9/23 大島こうすけ 交響組曲「Life~キミトノセカイ」 ゲスト・西川貴教・信近エリ ざっくりコンサートレポート・感想

先週はイナズマロックフェスで滋賀。
そして昨日は京都。2週連続で関西に来ている自分に驚きながら、
京都コンサートホールで行われた「京響プレミアム 大島こうすけ 交響組曲 Life〜キミトノセカイ〜」を見てきました。
ので、ざっくりとですが、レポートと感想を。
ちなみにニコ生の方はまだ見てないです。


live.nicovideo.jp


www.instagram.com

開演前


会場は地下鉄北山駅からすぐ。
周りは大きな植物園と小洒落たカフェなどが立ち並んでいて、
東京で言う青山とか原宿っぽさを感じる場所。


ホールへ向かうと、クラシックコンサートということで、落ち着いた格好の人が多い。
そこそこT.M.Rのグッズを身に付けた方や、ツアTにパーカーみたいなスタイルの人もいて、クラシックコンサートとは…と考えてしまったが、
そこまでお堅い感じではないから、いいんですかね…?なんて思いつつ、会場内へ。


中は螺旋状の階段というか、通路が各階の入り口まで繋がっている感じでしたかね。
自分の席は3階だったので、3階を目指し、移動。
ドリンクコーナーや物販もあって、普段行ってるライブの会場とあまり雰囲気は変わらない。
物販では2020が売ってるのを確認。


自分の席を確認し、着席。3階でも全然見やすい。
どんな感じか気になる方はサイトの方を見てくださいませ。
http://www.kyotoconcerthall.org/facilities/


第一楽章


開演予定時間から5分程遅れくらいでスタート。
オーケストラの方々がそれぞれの配置につき、楽器を手に取って重厚な音をグンッと会場に響かせると、
それにつられて背筋がピンッとなってしまう。音のパワーすごい。


演奏と同時にモニターには今回の楽曲のストーリーが文字によって展開されていく。
読み進めていくと、主人公は男性で運命の相手と出会うまでの話や、1人の人間として成長、葛藤している内容がわかる。
「LIFE」に「キミトノセカイ」ってタイトルがここでしっくり来た。
モニターに映し出される内容によって、変化していく演奏を見ながら、
西川さんと信近さんはここにどう絡んでいくのか見ていると、
第二楽章「ふたりでいること」というタイトルが映し出され、ストーリーは進む。
主人公は運命の女性と神社出会ったこと、相手よりも10歳上ということが判明する。
年の差あるんだ…

第二楽章「ふたりでいること」


ここで大島さん、西川さん、信近さんが登場。
西川さんはステージ左側、信近さんは右側に立ち、演奏をバックに歌い始め、
西川さんが男性側の、信近さんは女性側のキャラクターに立って、掛け合いながら、楽曲の世界を進めていきます。
それぞれの持ち歌を歌ったりするのかな?と思っていましたが、
男性、女性のボーカルがゲストに招かれたのはこういうことだったんですね。

それにしても迫力のあるオーケストラの演奏に負けてないというか、
喰ってるんじゃね?飲み込んでるんじゃねと思ってしまう西川さんの声。
まるでバトルしてるかのような気迫を感じる。
演奏と調和し、凛とした声を披露している信近さんとは良い意味で対照的で面白い。

休憩


2人の歌と演奏が終わるとここで20分の休憩。
さすがクラシックコンサート。ちゃんと休みあるのスゴい。
1階の真ん中辺りで関係者らしき人達が談笑しているのを眺めつつ、一息。


第三楽章「きのうとあしたの途中」「みすごしたきせき」


ステージに突如、ハットを被った男性がフラッ〜と現れる。
ザワつく会場内。…ザワつくというより、若干笑い声が含まれてるような…
…だろうなんだろうな〜あ!しばさくさんだあ!(棒)
いやね。西川さんがネタのバレをしていたもので、驚きが…w

でも、大島さんの作った楽曲に柴崎さんが参加しているって光景…いいな。
WANDS時代からの盟友がクラシックコンサートという舞台でね。


第三楽章は信近さん1人で歌い、
女性側の視点で出会えた喜びや愛や運命について表現していくゾーン。
信近さんの声と演奏、そしてここから加わった柴崎さんのギターの音がうまく溶け合い、
ストーリーにグイグイ引き込んでいく。
詞には書かれていない、この女性ってこういう人なのかも…と想像させてしまうような力があった。


第四楽章「らしくらしく」


再び、西川さんと信近さんの2人に。
ここからストーリーの中は夫婦、家族としての男性、女性を描き出し、「らしく」行こうと歌う。
幸せな雰囲気を漂わせながらもどこか儚いというか切ないというか寂しいというか。
なんとも言えない感情を掻き立てる声と演奏にこの後の展開どうなるのよ?と少し胸がドキドキ。
出来たらハッピーエンドが聴きたいんすけども…


第五楽章「キミトノセカイ〜see you next Life〜」〜終了?


ステージから信近さんがいなくなり、まさか…!と思ったら、
西川さんが歌い始めたのは最愛の人が先に旅立ってしまったという歌。
これまでの楽曲を聴いていれば、出会い、互いの生活、そして最後まで描くだろうとは思っていたけれど、
別れてしまった後のことまで描くのですね。
しかし、この楽曲はパートナーについての曲だけど、西川さんも大事なお母様を亡くされたばかり。
愛するを人を失ったという意味では同じで、曲に入り込んで歌っていれば、思い出さないワケないだろうし、歌うのは大変じゃないか?
と思ったんですが、そこはもうプロの意地なのか、全てを飲み込んでいるのか、
楽曲の中に引きずり込むような圧倒的な声で歌いきる。
西川ワールドを作り出して、会場を自らの色に染め上げていっちゃうという…
途中、辛そうに見える場面もありましたが、堪える、踏ん張る強さも見せて、しっかり歌っている姿はただただ凄かった。


コンサートはここで終了し、大島さんと指揮の岩村さんが登場。
今回のコンサートについてお2人が軽妙な語りで場を湧かせます。


大島さんは今回、母親を2年前に亡くし、死っていうのはいつか来るもので、わかってはいるけど、人って本当に死ぬんだということを思ったという話から、
たくさんの人と出会いは奇跡で、貴重なことであり、そのことを表現したかったと語ります。
「自分の音楽で少しでも頑張ろうと思えたり、モヤモヤした気持ちがスッキリしたり。明日を生きようをテーマにLIFEと。」


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ちゃん西登場〜そして


大島さんが今回のコンサートのテーマを語った後、西川さんと信近さんが登場。


「まず…本当にありがとうございました。」



「今日、大きなテーマである。LIFE。短い間に挑戦した大島に拍手を。」



といって、お客さんへの感謝と大島さんを立てる西川さん。



「ここ1ヶ月の間に楽曲が完成して。1度、歌合わせして。」



「あまりにもぼくの間にいろいろなことが起こり過ぎて。最後まで歌えるかどうか…」



「この京都で歌うことに何か意味があると思います。」



感慨深い表情で話終えた西川さんを見ながら、大島さんが話をします。



大島「プライベートでいろいろありました。(西川さんは)泣いて歌えないかもしれないって。」



大島「でも、シンガーとして伝えようと。こちらが泣きそうになりましたw」



この2人の話の後に話を振られる信近さん。



信近「スゴい順番ですねw」



この場で歌えた感謝を述べる信近さん。
そして、大島さん、西川さん、信近さんが、一旦舞台を去ろうと動き出そうとすると、
信近さんを先に行かせようと西川さんが動きますが、大島さんが行こうとします。


西川「お前じゃねえのw レディーファーストでしょ?w」


西川「まだモテたい!w 皆様の西川ですw」


舞台を去る→場内拍手→また戻ってくるを繰り返した後、
今度は柴崎さんも登場します。
大島さんから感想を求められた柴崎さんは「ええ歌書きはりますね…」と軽く関西弁で大島さんを称賛。
そんな柴崎さんを今回のサプライズゲストだったと紹介する大島さんですが…


大島「とある150万人程、フォロワーのいる方がね…?w」


と、インスタの件についてチクリといじりますw


大島「あれ?柴さんじゃない?ってw」


柴崎「…皆、柴崎じゃないと思おうとしてくれたw」


この時の西川さんの表情をハッキリ確認出来なかったのが惜しいです…w


クラシックコンサートという普段経験出来ない場で演奏出来たことの喜びや感謝を柴崎さんが語った後、


大島「このメンツ。よく喋るw でも、そろそろ…」


西川「題名のない音楽会みたいになってますけどw」


トークはお開き。
再度、第二楽章の「ふたりでいること」を歌って終了しますと説明し、
場内は大きな拍手が起こった後、
ステージ上で西川さんと信近さんと大島さんにオーケストラの皆さんが時を巻き戻したかのような演奏と歌を届けてくれます。
贅沢。


演奏と歌が終わり、深々と頭を下げる皆さん。
大きな拍手と歓声に包まれる会場。
いやいや…良い光景過ぎる。


信近さんを先に行かせるレディーファーストパフォーマンスをしつつ、
自分のライブかのようにちょっとした煽りもいれて、去っていく西川さん。
大島さんが主役なのに…w
ま、それはそれとして。2時間、濃厚な物語と音楽をじっくり堪能させて頂きました。
ありがとうございました。


感想


なかなか見ることの出来ないオーケストラをバックに西川さんが歌っているという姿を見るだけでもファンとしてはお釣りが来るような内容でした。
ちょっとした異種格闘技戦と言いますか。
初めての環境で悪戦苦闘しながらも、最終的には歌で場の空気を掴んでいったのはさすがでした。

また今の西川さんがこの「LIFE」というテーマを歌うということを見届けられたのがね…

お母様を亡くして間もないこのタイミングでこの詞を歌うことはなかなかハードだったとは思います。
それでも、歌おうとする姿勢を見せてしっかり歌いきってくれたこと、この曲を歌うことでセラピーというか、西川さんが少し救われているような表情が見えて、それを見ることが出来たのが良かった。
普段のステージでも救われることはあるでしょうけれど、ここまでシンプルに人や出会い、命について扱う楽曲を歌うことってそうそうないでしょうからね。


西川さんにとってはいろいろと感じることの多かったでしょうし、血肉になったであろう今回の舞台。
その舞台に招いてくれた大島さんには感謝感謝です。ホント…
今回限りというのはホントにホントにもったいないなあ。


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