T.M.R. LIVE REVOLUTION'16 -Route 20 6月15日(水)埼玉・川口公演 レポート&感想 後編
前編からの続きです。
遅くなって申し訳ない(;^ω^)
始まったのはAlbireo -アルビレオ-。
ミーティアに続いて、これまた日替わり曲来ちゃったじゃないですか。ちょっとどうしましょう…
期待はしていたんですけど、いざ来たらちょっとテンパりますね。
と心では思いながら、顔の方はただニヤけているという奇妙な状況でこの曲を楽しむことに。
今回はホント原曲祭りでアレンジされててもしっかり原曲を活かした仕様になったものが多いですが、このアルビレオもそう。
丁寧に丁寧に思い出を扱ってる感じが良いですね。
20周年ツアーというのが大きいのかな。
ところどころ西川さんからの「歌え!」という催促と、
それに応え、歌うお客さんという心地良いやりとりに包まれながら、
ええなあ…と神奈川出身なのに関西弁が出てしまいそうになったところで間髪入れずにINVOKEが始まります。
ここからはガンダム曲→スパイダーマン曲→バサラ曲というT.M.Rアニメ・マンガ祭り開催。(ぼくが勝手にそう呼んでます。)
まずはignited – イグナイテッドー、Web of Nightと休みを与えずにバシン、バシンと叩き込んでくる先制攻撃を決めて来る。
続いて、和太鼓と三味線の演奏が始まって一息つけるか?と思わせておきながら、Naked arms (Re:boot)。休めません…
しかし、3回目にして思いますが、ここから徐々に懐かしのT.M.Rから最新型のT.M.Rにシフトチェンジしてく感じがします。
スイッチが切り替わるというか。
曲のラストでIKUOさん、山崎さんのソロコーナーと紹介をした後、
SWORD SUMMIT (Re:boot)。リブート連続パンチ来ました。
「どこに行くか?決まってるやろ!ここしかねえ!」
と、西川さんのシャウト。グーッと熱も高まってきます。
西川さんの「ハアハア…」という一部の人にとってはご褒美みたいな吐息から始まったCount ZERO。
ここまでほぼノンストップ。バッチリ走りきった西川さん。
歌い終ると、1、2、3階のお客さんを煽ります。
それぞれ「イェー!」と応えます。
ですが、思いの外、声が響いてない。
「出てない」んじゃなくて「響いてない」んですよね。
決して熱が無い、盛り上がってないライブではないので、少々違和感を感じながらも、
FLAGS、DOUBLE-DEALをキッチリ堪能します。
歌い終えた西川さん達はステージから去ると、
会場から「ターボーコール」が飛び交います。
数分して、西川さん達は再びステージに登場。
「もうちょいやりたいか?」
「やりたかったらやるし…お前ら次第やからな。」
「どっちや?」
「やんのか!?」
(お客さんからやるー!の声。)
「安心しましたw」
お客さんとのやりとりの後、ガッツリMCコーナー。
「こうやってツアーが出来て。いろんな想いがあります。」
「…15周年のツアー。その時もそうでしたし…今回も何の因果か。九州、大分で大きな地震があって。」
「今もね。どうやら熊本で使わせてもらうところは改修工事をしてる最中です。ちょっとずつ使わせて頂ける期間が近付いてきてますが…」
「この間もね。大きな地震あったしね。」
「不安な中、暮らしてらっしゃる皆さんがいる中でこうやってツアー回らさせて頂いてます。」
「だからこそ、1つ1つの会場で。皆の想いを繋げて。届けていけるようなことが出来たらなと思って。」
「今日も会場の方で募金活動の方させて頂いてます。」
「今回のツアーは。なんだかんだ…8、9年くらいかな?タボくんで全国の自治体の皆さんと繋がって。」
「ちょっとでもね。滋賀だけじゃなくて、いろんなところで困ってらっしゃる皆さんとか。地域を元気にしたいと思ってる皆さん達とちょっとでもね。励ましていければと思って。やってきて。」
「全国ホントに…会場周るんで来て頂けませんか?ってことで…今日は2組も来てくれてます。」
「さいたまっちとコバトンです!」
「こんにちは〜」
「コバトン!…知ってる?」
(お客さんから知ってるコール。)
「さいたまっちは?」
(知らなーいコール)
「コバトンは埼玉の魅力をPRする応援団の団長?性別不明?w」
「性格はおっとりでやさしい?趣味はさいたまの魅力を発進すること?へ〜」
「対しましてさいたまっち。こんにちは〜 団長補佐をされてるんだ。そういう関係なんだ。へ〜 さいたまっちも性別不明なんだw」
「…県の鳥なんだ。こばとがね?」
「しらこばと?」
(お客さんが揃ってしらこばとコール。)
「しらこまではわかるw …しらこばと?あそうなんだ〜」
「しらこばとが埼玉の県の鳥なんだ。ってことはコバトンはちっちゃい頃こんな感じだったんだ?…わかんないよね〜w(さいたまっちを見て)」
「募金活動手伝ってくれてます。ありがとうね〜」
「しらこばと…埼玉出身の人いないよね?」
(柴崎さんを見る西川さん。)
「千葉ですもんね?w」
「東京?今実家は千葉でしょう?…頑ななだなw」
「ありがたいことにね。全国で協力してくれてるので。」
「そんな想いを全県を周って。1人でも多くの方に届けたいと思っているので。よろしくお願いします。」
「…埼玉だからアレですけど。」
「東京はエライことですよ。都知事が代わりw」
「セコイねえ…w これでまた選挙すると凄いお金かかるんだって。」
「埼玉だからどうでもいいと思ってるでしょ?w」
「血税だよ。血税。…そんなお金あるんだったらね。熊本に行けって話だよね。」
「…楽しくしたいよね。なんか良い人いないの?」
「…この流れになるとちゃん西って流れになんじゃんw」
「…総理って呼ばないでw」
(総理コール)
「そういうの辞めてって言ってんじゃんw」
(サポメンさん達を見て。)
「…なんで苦虫噛み潰したみたいな顔してんだよおw」
「地方の行政は滋賀県があるからw 都政は重いw」
(またお客さんから総理コール。)
「うるさいよもう!総理が歌う曲になっちゃうでしょお!w」
「…謹んで、歌わせて頂きます。Committed REDですw」
滋賀県観光大使によるCommitted RED (Re:boot)、Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース- (Re:boot)。
最新型のT.M.Rをこれでもかと見せてきます。
20年の時間の流れをこの2時間半でしっかりと感じさせ、まだまだ進化してるよ!どうよ?と思わせてくるんだから面白いし、楽しい。
バコーンとかましてくれた西川さん達がステージを去って、
また戻ってくると…
「20年が皆にとって。そしてオレ達にとって。こんなに素晴らしい…こんな楽しく…ありがとうございます。」
「今日初めて来てくれた人?」
「ちょこちょこいるね〜」
(最前にいた初めての方に話しかける西川さん。)
「いかがでした?」
(良いリアクションがあったのか。)
「ありがとうございます!」
「20年損してたってことですよねw …取り戻しましょう。」
「ツアーも続いて。こうやって。今日行えてることをホントに…」
「20年前に。何のアテも無かったし。希望もその先に何があるかも…」
「この会場は初めてライブレコーディングをやった会場です。」
「ライブでそれをCDに入れる。デビューして初めてやらしてもらったのがこの会場でした。」
(これのことです。)
蒼い霹靂〜JOG edit〜 - Wikipedia
「そっからいくつもの年月が流れて。」
「その時やった景色と今見てる景色。似てるし、同じに見えるけど全然違う。」
「今の方が全然良い!誇りを持って言える!お前らがいるからよお!」
「何度も。何回も。いつまでだって言いましょう!」
「ここにいるオレはお前らが作ったんやからな!」
「お前らがここに連れてきた!歌え!」
参加も3回目ですから、この流れはわかってはいるんですよ。
こういうMCが来るんじゃないかってことは想像出来るし、
最後にHEART OF SWORD ~夜明け前~が来る流れだってのもわかる。
わかってはいるんですけど、なんつうかグッと来て涙腺刺激されますね。
自分が歳を取ったのか、西川さんがツボを刺激してくるのか…それとも両方なのかw
西川さんとお客さんが一緒になって、HEART OF SWORD ~夜明け前~を歌うという完璧なエンディング。
作られた側と作った側。連れてこられた側と連れてきた側。
「関係は対等なんだよ。お前らも一員なんだよ。」という西川さんのブレずに来たスタンスと、西川さんに付いてきた人達がこのエンディングを作っている…
T.M.Rのライブは「皆で作り上げていく物」だと改めて思わされます。
ライブ・コンサートはお金を払って見に行き、楽しませてもらうのが普通という感覚はもちろん正しいとは思いますが、
この20年かけて作ってきたルールも貫き通してきたことでこれも正しいって枠に入ってますよね。もう。
続けてきたことの凄さ、強さを感じながら、歌い終えた西川さんのMCに耳を傾けます。
「ありがとうやした!」
「紹介します!ドラムス!山崎慶!」
「ベース!IKUO!」
「キーボード!大島こうすけ!」
「ギター!菰口雄矢!」
「エーンド!柴崎浩!」
「かわぐちー!」
「ありがとうやーしたぁ!」
「いやー久しぶりに川口。楽しかったです。良かったです。」
(頭髪が気になる感じのスタッフの方がステージに来て機材を片付けて去ったのを見る西川さん。)
「…舛添さん?w 頭だけかw」
「いやあ。楽しかったです。ありがとうございました。」
「またまた会えるように。」
(ステージ正面から見て、左側でサポメンさん全員が手を繋ぎ、ウェーブをした後、そのまま去っていくのを見た西川さん。)
「ウソでしょw あんな関節硬い人初めて見たw」
「無理なら無理って言いなさいよ…w」
「そしてこれだけは…また会おうぜぇー!」
深々とお辞儀をし、笑顔で去っていく西川さんを見届けた後、会場を出ました。
あとがきみたいなの
後編が遅くなって申し訳ないです。
川口。もう先週になるんですね。重ね重ね遅くなってすいません。
ツイッターなんかでは盛り上がってなかった的な話も出てたようですが、
楽しかったし、盛り上がっているという空気はありました。
ただ上の方なんかでも触れてる通り「声が響かない」または「届かない」という印象も受けました。
公演が終わった後もツイートしましたが…
T.M.R R20 川口。西川さんがところどころ煽ってましたが、声出してない方もいましたけど、おとなしいというより、会場の構造など様々な要因が重なって響かなかったという印象を受けました。全体的に楽しい雰囲気はあったものの、人によって受け止め方はいつもより違うかなと思いました。
— シーブックたけのり (@nsbtakenori) 2016年6月15日
改めて見直してみると西川さんはそうでもなかった感を感じるので補足を。西川さん達は楽しそうでした。客席それぞれでリアクションが違ったかな?ということで(;^ω^)
— シーブックたけのり (@nsbtakenori) 2016年6月15日
場所によっての違いはありましたね。
ぼくとしては会場の構造で声が響かないのかな?なんて思ったりしましたが、
平日ってことであえて抑えてたり、暴れられない人もいたんじゃないか?みたいなツイートも見て、なるほどーなと思いました。
それと西川さんが結構煽っていたことに関しては、ぼく個人としては煽ってはいたけどそんな嫌な感じで言ってる風には聞こえなかったですね(;^ω^)
他の参加した公演でも煽るには煽ってましたから。
今回はツアーの全体的な評判が凄く良いですし、…実際良いですw
それでも、横須賀や大阪の評判が良かったおかげで評価の基準がかなり高くなっているから、
評価が辛くなってる人もいるかもしれないですね。
どこそこの会場と…なんて比較するのは規模、土地柄など様々な違いがあるので、
意味はないと思うんですがね(;^ω^)
まあ…50公演もあるから、様々なカラーの公演があるとは思いますが、
それもまたライブだからこそですし、基本的には熱く、そして楽しいです。
こんなに楽しいツアーもなかなかないんじゃないかって程の。
周りで「参加公演数増やすか…」という声もよく聞こえます。
ですので、興味がある人もあった人も足を運ばれてはどうでしょうか…
今回、チケット取るの大変ですけどね…w