とりあえず終わりです
という訳でアルバムレビューも今日で最後です。
読んで下さった方、ありがとうございました。
レビューというよりその手法を使って、過去を振り返りながら、曲を聴いて感想を書こうという形でしたね。
めんどくさいんで今更なんたらかんたら言いませんけども、それはさておいて、いかがでしたでしょうか?
超自己満足なのは承知の上でファンという気持ちは持ちつつ、
なるべく客観的に見たら、どうなんだろうと思ってやっていました。
イヤカン、野郎、リアカン、武道館があるということで、
新曲のリリースも大分先な中、昔の曲を聴く機会がある訳ですから、
今聴くという視点もいいけど、昔もどうだったかな?なんて視点もあれば聴いたら楽しいかもしれない。
でも、ぼくは行けないからそんな気分にさせちまえとも思いましてw
やっぱね、10年以上積み重ねてきたものがあるから、それを見ないのはもったいない。
黒歴史があったって、その上に西川さんが立って、T.M.Revolutionという旗を掲げてるんですよ。
わかってるなら言う必要はないと思いますけど、おっさんの戯言だと思って。ね?w
ファンになった頃、10代だったあなたも、20代だったあなたも、それ以上だった人もイヤカンもろもろ楽しんできて下さいー
行かない人はぼくと同様に寂しくモニターの前でお酒でも飲みますか。
では、どうぞ。
- アーティスト: T.M.Revolution
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
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■最新の名刺
ジャケットが示しているのかのように確認作業、再構築という感じが強い。
流れとしてはほぼ前回と一緒ですね。
ただ、良い意味で開き直って、歩み寄ったのか、西川貴教のT.M.Revolutionという色が強く出るようになったかな。
この時期からa.b.sという存在が出来たことも大きいんでしょう。
TMで表現しきれないことをTMに無理矢理落とし込む必要が無くなった訳だから、良い意味での使い分けが出来るようになった。
だから、音にしても活動にしても荒さのようなものは無くなりましたね。
それが寂しくもあるんだけど。ファンとしてはw
■3曲
・もはや君なしじゃはじまらない
歌詞が男女の関係を表してるようでTMのことも言えてる。
って、何度言ったことでしょうかw
ただ、これまで違うのはよりロックテイストになっていて、西川さんの血が通ったTMRの曲だということかな。
特に間奏の各楽器の具合やグルーヴ感がこれまでと全然違う。
・緋の砂
情感溢れる名曲。
クラブテイストも入ってるのかな?
都会的な感じとか女性的な雰囲気とかしっとりした映画みたいでいつ聴いても色褪せてない。
TMの進化系バラード。
・CHASE/THE THRILL
↑が進化系バラードならこちらは進化系ディスコサウンドかなあ。
王道感満載、そこにバッキバッキな要素もプラスされていてる。
ただ、ややバカっぽさがw
それでもバカな方へ行き過ぎないようにせき止めてるのが英詩を歌ってるってことだろうか。
これが日本語だと陳腐に聴こえてしまうと思う。
そういうバランスを保てることはTMだからとしか言いようが無いかも。
オリジナルとしては現在これが最新ですね。
a.b.sという存在があるにしても、引き摺ることはないとは言い切れないですが、
今最新のものを作るとしたら、これが土台になるのかな。
それとも壊すのかなあ?
裸腕は聴いてないのでなんとも言えないですが。
ただ、TMというものを使いこなし始めた西川さんが何かをやってくれるのは間違いは無い。
- アーティスト: T.M.Revolution,Akio Inoue,Takanori Nishikawa,Toshiyuki Kishi,Satoru Suzuki,INA,Akira Inoue,Kohsuke Oshima,Yoko Kanno
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■バーチカとセットで。
セルフカバーアルバムなのでこれまでのオリジナルアルバムとは少し違います。
女装のジャケからも見てとれるようにお遊び感覚もあるけど、
西川貴教という血が通い始めたTMRが大真面目に昔の楽曲に取り組んでる。
懐かしさと新しさの同居してる二世帯住宅ですねw
■3曲
これまでと違うということで曲の感想も変えますw
というか、これがこうで!って詳細に表すのが難しいんですw
ぼくの知識不足や表現力の無さが一番なんですが、とはいえ・・・ね。
カバーだからなあ・・・
これまでのレビューで今と昔の違いを書いてきたところがありますからねw
すいません。
で、ぶっちゃけ細かく書かなくて済む曲というと、
・HIGH PRESSURE
・WHITE BREATH
・HEART OF SWORD〜夜明け前〜
この3つですね。
ライブで多くアレンジされている曲達だから洗練されていて、どれもキラーチューン。
ノレるし、歌えるし、今と昔を比較出来る。
このアルバムはファンに向けて的なことを西川さんは言ってたように思うけど、
自分にも大きかったんじゃないかな。
■おまけ
アルバムだけじゃなく、T.M.Revolutionにはシングルのカップリングを始め、まだまだ名曲があるのですよ。
という訳でアルバムレビュー同様、3曲チョイス。
・Goin'-タカノリのGO-(Albireo- アルビレオ-収録)
異論は全然認めます。
ぼくはこれがTM一の名曲だと思ってますw
とにかく痛快でノレる。バカっぽさ、若干の怪しさ。
シングルA面としての器に落とし込めないだけでクオリティは全然遜色ないと思うんですけどね。
・Pied Piper(INVOKE収録)
ごーいんに続いて、これもTMっぽさがある名曲ですね。
初期の匂いもあるし、ディスコチックだし。
歌の流れとシンセの進行具合が凄く好きです。
・soul's crossing(resonance収録)
存在感は今のところTMの中で一番低い曲な気がしなくもないですがw
さらっとしてるようで硬質な感じに仕上げたアレンジが浅倉さんが作ったTMの曲だって思える。
そこに西川さんの歌い回し。いいですねえw
スーっと聴けるのは個性の強くてアクのある曲達の中でいいなあと。
ふう。疲れたな。
長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
最後、駆け足というか尻すぼみになってしまったかもしれませんが、
もう書き尽くしたw