ちゃん西ニュース

T.M.R・a.b.s・西川貴教さんのニュースを拾ったりまとめたり、ライブやテレビ・ラジオの感想・レポートを書いたりしてる西川さんが好きなおっさんの個人ブログです。

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【ミュージカル・感想】西川貴教出演、ミュージカル「サムシングロッテン!」を見てきた(2018/12/25)

もう見に行ってきてから5、6日ぐらい経ちますが…
ネタバレにならない範囲で感想を。これから見に行く方の参考に、見に行った方は振り返りとかになれば幸いでございます。


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基本的なストーリー


wikiからの引用。


1595年、イギリスを舞台に、ニックとナイジェルのボトム兄弟が絶大な人気を誇るウィリアム・シェイクスピアと競いながら舞台芸術業界で成功を目指す物語である。劇中にはシェイクスピアの戯曲と過去の人気ミュージカル作品へのオマージュが盛り込まれ、題名も『ハムレット』の一節(Something is rotten in the state of Denmark.)からとられている。


ホントにストーリーとしてはwikiに書かれてる通り。
ニック、ナイジェルの兄弟を軸に話が進んでいき、様々な登場人物と触れ合い、絡み合いながら、
ゴールまで突っ走っていくという感じで。
見ていて、難しく考えるところがなくて、すごくシンプル。
海外や時代設定のおかげで馴染みがないしなー…とか多少思ったりもしましたが、
そこも見ていて、全然気にならなかったです。
さすがブロードウェイミュージカル。誰でも跨ぎやすい敷居の低さ。


サクッとストーリーを紹介したところで、見ていて気になったことをいくつか書いていきます。


ニックとナイジェル


ストーリーという土台がシンプルなので、お話の面白さで魅せるというよりも、
他の要素でボコボコに攻めてくる舞台なのでは?と勝手に思って見ていました。
演出が今をときめく福田雄一さんということもあって余計に。

まず見始めて気になったのが、主役のニックの中川晃教さん、ナイジェルの平方元基さんというイケメンの2人。
対象的な性格、キャラクター、並んだ時の凸凹な身長差などキャラが強くてわかりやすい。おまけにイケメン。
長時間行われる作品だし、ずっと見ていられる、飽きない、パッと見てどういう役かなんとなくわかるのが大事かなーと思ったりしたんですが、
この2人はどれも持っている魅力的なキャラクター。
舞台をそんなに見ない自分にとっては、見ていく上でのコツみたいなものを掴んでないので、
ニックとナイジェルという強いキャラを中川さん、平方さんがしっかり演じてくれたことによって見るのを引っ張ってもらえた感じがしたので、見ていてとても楽でした。

ビーとポーシャ


男性キャストが多めの中でキラリと輝く女性キャストと言いましょうか。
瀬名じゅんさん演じるニックの妻、ビーと清水くるみさん演じるナイジェルと恋仲になるポーシャが素敵だったなと。
ビーは力強さと面白さ、女性らしさを持ち合わせ、夫であるニックを明るく支える一種の男の理想みたいなキャラって感じ。
どこかポンコツ感もあって、それもまたいい。
でも、基本はしっかりしててグイグイ行く奥さん。
「これからは女性も働く時代だ!」的なことを言って、夫に代わり、あれやこれやと頑張るシーンなんかもあるんですが、
それが今の女性が様々な分野に進出していく空気とマッチしてるなーとか勝手に深読みしてしまったり。


ビーとは対象的にポーシャはザ・女の子というかヒロイン。
コメディ作品ということもあるのか、ちょっと天然だったり可笑しみを持ったキャラクターではあるんですが、
まあ、そりゃナイジェルも惚れるよな…という可憐さや華を持ってる。
笑いに疲れたところや、やや重たいシーンの後に出てくると清涼剤じゃないですが、空気を変えてくれるなー存在!と思って、見てました。


その他にも強いキャラと福田演出


ニックとナイジェル、ビー、ポーシャ以外にも、
お話のどこかでニックと関わるようになるノストラダムスも良いキャラ。
橋本さとしさんの豪快さとおかしさがグイッと出てるし、踊りに歌にと魅せてくれるシーンは見逃せない。

メインキャスト以外にも見ていて飽きない形がちゃんと出来てて、仕上がっています。
福田さんが仕掛けた(という想像)スパイスみたいなものが降り掛かってるのが、すっげえ香ってくるような。
…ちょい役の人程、かなりスパイスが降り掛かって感じがしたかな。
少ししか出てないのになんか印象に残ってしまうみたいな演技や動きをしていく人が結構いるので、そこも注目ですかね。
笑わすための何かがそこら中に転がっている感じがするので、笑う気満々で行けば何かしら引っ掛かる物があるかも。


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小ネタやパロディの多さ


上の演出とほぼ同じと言えますが…
福田さんの関わっているもののイメージというと、ぼくは出演者をいじった小ネタや言葉遊び、ちょっとした仕掛けが多いなーって印象がありまして。
サムシングロッテン!もまさにそのイメージと同じだなーと。
舞台や設定というのを忘れてしまいそうになる程、出演者をいじる小ネタがあったり、舞台の話から、最近のちょっとした時事ネタなど、
隙あらば放り込んでくるという感じでポンポンと投げてきます。


出演者の中で、ノストラダムス役の橋本さとしさんが特にその辺の小ネタやパロディ部分を請け負っている、または積極的に自分から乗っかりに行ってるように見えたので、
橋本さんが出てくるところはその辺りに注目して見ると面白いかもしれません。


あ。西川さんも、いろいろといじられておりましたし、逆にいじっておりましたw
そういったやりとりが凄く生っぽくて、作り上げてる感を感じるのが良かったです。


また舞台やミュージカルの小ネタやパロディも多い。
舞台が好きならニヤッとしてしまうようなものが。
個人的には舞台についてそれなりに知識が無いと置いてけぼりになる時間がちょこちょこある気がしたんですけど、
後々調べたり、誰かと話す、教えてもらう楽しさに繋がるという意味ではこれもひとつの舞台を楽しむ仕掛けになってるのかなーと思ったり。
こういったものをポジティブに受け止められないと少しキツイところではありますかね。
面白くないって訳ではないんですが。


と言っても、誰でも見れるミュージカル作品


でも、初心者にもなるべくわかりやすいようにという工夫が感じられる演出や、
そもそもミュージカルとはこういうもので…みたいにストーリーのワンシーンが実はミュージカルってこういうのですよと説明する役割をしている箇所もあるので、
誰にでも楽しんでもらおうという姿勢はビシッと感じられます。
福田さんが「誰にでも楽しめる!」とツイッターでアピールするのも当然だなと。


とにかく笑ってもらおう、笑わせてやろう、出演者が楽しもうという気持ちで溢れてるミュージカルです。この作品。
難しいお話ではないし、何も考えずに見れて、舞台を見るのに慣れてない自分としては非常にありがたかった。
見に行くぞ!笑いに行くぞ!って気持ちでいれば、しっかり応えてくれるかも。


最後に我らがちゃん西は


さて、西川貴教さんに関するブログですし、基本的にちゃん西が出たから見に行ったところあるので、
最後にちゃん西に関する感想を。


福田さんが去年の堂本兄弟の収録時の楽屋に押しかけて来て、今回の作品の出演をお願いしてきたということを西川さんはよく語っていますし、
最近のインタビューでも語っていますが…


entertainmentstation.jp


これは西川さんに演じてもらいたくなるキャラクターだわ…と見ていて思ってしまいます。
派手な衣装にどこかロックスターのような振る舞いにちょっとしたいやらしさを感じさせつつもどこか憎めないキャラ。
まあ、ハマるよなー、地のままでもいけるんじゃないか?っていう気すらしてしまいますw
一言で表すなら、ファンやヲタが知っている「西川ちゃん、ちゃん西」
それがそのまま出ていると言ってもいい感じです。
そんなキャラが作品の中でひょいひょいと登場し、バンッと歌を魅せてくれるので、
西川貴教分を摂取したい!と思ってる方にはなかなか美味しく仕上がってる気がします。


それと、ある意味、ZEROTOPIAのロマンとは対象的なキャラクターなので、頭の中で比較しながら見るのも面白いでしょうし、
2作品出たことによって西川さんはどうなったか?何か変わったことはあるか?とか考えたり、見たりするのも楽しいかもです。
今まで無かったですしね。1年に2度作品に出る機会なんて。そう考えるとこういう楽しみ方は今しか出来ない。


福田さんが求めたというのもよくわかるし、よく知ってる西川貴教がそこにいるので、
安心して1年の最後に西川さんを目に焼き付けられるでしょうし、1年の最初に見られると思います。
…そうじゃなかったら、それはそれですw


…以上ですかね。
もう1度行くかどうかはまだ考えてないですが、行くことになったら、また感想か何かを書きます〜


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